発信者を特定した後の対応策

 発信者を特定した後、発信者に対し、どういった対応を取ることができるでしょうか。

 大きく3つあります。それは、

  • 損害賠償請求
  • 謝罪要求や警告
  • 告訴(刑事手続)

です。

①損害賠償請求

①損害賠償請求とは、文字通り、違法な書き込みや記事を書いた者に対し、金銭請求を行うことです。

 よく請求するものとしては、

  • 慰謝料
  • 調査費用

があげられます。

 また、請求の方法としては、

  • 内容証明などを使う任意の請求
  • 訴訟

になります。

謝罪要求や警告

加害者が突き止められたら、交渉によって、加害者に謝罪を求めたり、警告を発したりすることがあります。

 もう二度と加害者に違法行為をさせないため、示談書を作成するのが通常です。

告訴(刑事手続)

③書き込みや記事の違法性が高いと、書き込み自体が刑事罰を受けうることもあります。

 こういった場合、刑事告訴を行い、刑事処罰を求めて貰うことも有効です。

 このように、加害者を特定し、法的な対応を行い、違法な書き込み、記事に関する事件は終了するのです。