侵害されることが多い権利とは

 近年、スマートフォンの普及により、インターネットに接すること時間は、飛躍的に増えました。

 そうすると、やはりインターネット上の権利侵害の発生頻度も高くなるわけです。

 こういった権利侵害は、過失(うっかり、不注意)で生じるだけでなく、悪意を持って意図的(故意)になされることもあります。

 では、皆さんがインターネット上の権利侵害で侵害されることが多い権利には、どのようなものがあるでしょうか、一例を挙げると

  • 名誉権、名誉感情
  • プライバシー権
  • 肖像権
  • 著作権、著作者人格権、商標権
  • 氏名権・アイデンティティー権(なりすましがなされない権利)
  • 更生を妨げられない権利

 等の権利があります。

法的な対応をとることも検討

 インターネット上の書き込みや記事によって、このような権利が侵害された場合、法的な対応を取ることを検討すべきです。

 具体的な対応方法としては、

  • 書き込みを行った者や記事をアップした人への任意交渉
  • サイト管理者に通報し、書き込みや記事を削除してもらう
  • 法的に書き込みや記事の削除を行う
  • 法的に書いた人を特定する

 というものがあげられます。

 さらに、書いた人を特定した場合、

  • 相手方に書き込み、記事についての責任を取らせるという方法もあり得ます。

インターネット上の権利侵害は、一度行われると、全世界に発信されてしまうものであり、対処が必要な場合も多いです。

 ひと昔前であれば、インターネット上の権利侵害に対しては、「嫌なら見るな」で済まされていたところもありますが、今は、法的な対応を検討すべき時代です。